プラーク破綻におけるＭＭＰ－９の役割：新たな急性冠症候群発症モデルの開発

• 研究課題/領域番号: 23590401
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 人体病理学
• 研究機関: 佐賀大学
• 研究代表者: 渡辺 照男 佐賀大学, 総合分析実験センター, 客員研究員 (40037396)
• 研究分担者: 範 江林 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (60272192) ; 北嶋 修司 佐賀大学, 総合分析実験センター, 准教授 (70284643) ; 西島 和俊 佐賀大学, 総合分析実験センター, 助教 (70435874)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: MMP-9 / 動脈硬化 / 遺伝子組換え / ウサギ / 病態モデル

研究概要

マトリックスメタロプロテアーゼ（MMP）-9の動脈硬化に対する作用を知るために、マクロファージ特異的にMMP-9を高発現させた（Tg）ウサギの解析を行った。高コレステロール食を負荷した結果、コントロールに比べ、MMP-9 Tgウサギでは動脈硬化病変が進展していた。そこで、急性冠症候群発症モデルの確立を目的として、先行研究で動脈硬化を進展させることが確認されているMMP-12 TgウサギとMMP-9 Tgウサギとを交配し、双方の導入遺伝子を併せ持つMMP-9/12 Tgウサギを確立した。現在、その特性を解析している。

研究成果

• [雑誌論文] Peroxiredoxin 4 protects against nonalcoholic steatohepatitis and type 2 diabetes in a nongenetic mouse model (2013)
  • 著者名/発表者名: Nabeshima A, Yamada S, Guo X, Tanimoto A, Wang KY, Shimajiri S, Kimura S, Tasaki T, Noguchi H, Kitada S, Watanabe T, Fujii J, Kohno K, Sasaguri Y
  • 雑誌名: Antioxid Redox Signal 巻: 19 ページ: 1983-98
  • 査読あり
• [雑誌論文] Human apolipoprotein A-II protects against diet-induced atherosclerosis in transgenic rabbits (2013)
  • 著者名/発表者名: Wang Y, Niimi M, Nishijima K, Waqar AB, Yu Y, Koike T, Kitajima S, Liu E, Inoue T, Kohashi M, Keyamura Y, Yoshikawa T, Zhang J, Ma L, Zha X, Watanabe T, Asada Y, Chen YE, Fan J
  • 雑誌名: Arterioscler Thromb Vasc Biol 巻: 33 ページ: 224-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] Overexpression of peroxiredoxin 4 attenuates atherosclerosis in apolipoprotein E knockout mice (2012)
  • 著者名/発表者名: Guo X, Yamada S, Tanimoto A, Ding Y, Wang KY, Shimajiri S, Murata Y, Kimura S, Tasaki T, Nabeshima A, Watanabe T, Kohno K, Sasaguri Y
  • 雑誌名: Antioxid Redox Signal 巻: 17 ページ: 1362-75
  • 査読あり