研究課題
基盤研究(C)
大腸癌肝転移の際に, 肝細胞がHeregulin(HRG)を産生する機序を解明する目的で検討した. 免疫組織学的にヒトの肝転移手術検体の88.7%で, 転移巣周囲の直接傷害された肝細胞ではなく, その周囲の肝細胞で,腫瘍の遠位よりは近位でHRG産生が認められた.ジメチルニトロソアミンによる肝傷害モデルでは, 投与後1日目からHRGのmRNA量が増加し, 傷害された肝小葉中心域ではなく, その周囲のグリソン領域に免疫染色され, ヒト検体と同様の結果を示した. 部分肝切除でも残存肝細胞にHRGの発現がみられた. 以上から, HRGは肝臓の傷害から再生の際に残存肝細胞で発現する可能性が示唆された.
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http://WWW.med.akita-u.ac.jp/~byouri1/