研究課題/領域番号 |
23590430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
大森 斉 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (80213875)
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研究分担者 |
國安 弘基 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00253055)
北台 靖彦 広島大学, 医歯薬学大学院, 准教授 (10304437)
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連携研究者 |
藤井 澄 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (60284189)
千原 良友 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (40405395)
笹平 智則 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90405374)
佐々木 隆光 福岡大学, 医学部, 講師 (00382284)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 骨髄間葉系幹細胞 / 大腸癌 / 肝転移 / 脂肪酸 / 癌幹細胞 / カロリー制限 / TGFβ / HMGB1 / リノール酸 / エライジン酸 / がん幹細胞 |
研究概要 |
骨髄間葉系幹細胞 (MSC) は、癌組織に動員され癌細胞と相互作用を通じて癌の進展・転移に関与すると考えられ、がん研究の焦点の一つとなっている。報告者らは、MSCが癌細胞が産生分泌するサイトカインHMGB1により腫瘍内に誘導され、腫瘍内では腫瘍が分泌するTGFβを多量に含んだECMであるバイグリカンとHMGB1により幹細胞が維持されることを明らかにした。このような状態は大腸癌では粘液腫状間質として病理組織学的に認識され、糖尿病合併大腸癌肝転移症例に多く認められる。HMGB1の吸着・中和によるMSC動員阻害は腫瘍増大・転移を抑制し、MSC標的化の有効性が示唆された。
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