中皮腫関連分子Ｍｅｓｏｔｈｅｌｉｎの発現に関する包括的分子病理学的解析

• 研究課題/領域番号: 23590435
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 人体病理学
• 研究機関: 順天堂大学
• 研究代表者: 脇屋 緑 順天堂大学, 医学部, 助教 (00220848)
• 研究分担者: 梶野 一徳 順天堂大学, 医学部, 助教 (80260066)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 中皮腫 / ERC/Mesothelin / ERC/mesothelin / miRNA / 性差 / estradiol / Mesothelin / 悪性腫瘍 / 発癌 / 分子病理

研究概要

中皮腫はアスベスト暴露が原因となって発症する予後不良の悪性腫瘍である。ERC/Mesothelin（以下ERCと略）は中皮腫の診断・予後判定に利用できる腫瘍マーカーである。我々は本研究においてERCの発現制御にmicroRNA が関与していることを示した。また中皮腫に対する新規治療法の確立を目的として、中皮腫培養細胞をマウスに免疫することにより、中皮腫細胞に対して増殖抑制効果を示すモノクローナル抗体を単離した。

研究成果

• [雑誌論文] ERC/ mesothelin is expressed in human gastric cancer tissues and cell lines (2014)
  • 著者名/発表者名: Ito T, Kajino K, Abe M,et al
  • 雑誌名: Oncol Reports 巻: 31 ページ: 27-33
  • 査読あり
• [雑誌論文] Todo S. C-ERC/ mesothelin provokes lymphatic invasion of colorectal adenocarcinoma (2014)
  • 著者名/発表者名: Kawamata F, Homma S, Kamachi H, Einama T, Kato Y, Tsuda M, Tanaka S, Maeda M, Kajino K, Hino O, Takahashi N, Kamiyama T, Nishihara H, Taketomi A
  • 雑誌名: J Gastroenterol 巻: 49 ページ: 81-92
  • 査読あり
• [雑誌論文] ERC/mesothelin is expressed in human gastric cancer tissues and cell lines (2014)
  • 著者名/発表者名: Ito T, Kajino K, Abe M, Sato K, Maekawa H, Sakurada M, Orita H, Wada R, Kajiyama Y, Hino O.
  • 雑誌名: Oncol Reports 巻: 31 ページ: 27-33
  • 査読あり
• [雑誌論文] C-ERC/mesothelin provokes lymphatic invasion of colorectal adenocarcinoma (2014)
  • 著者名/発表者名: Kawamata F, Homma S, Kamachi H, Einama T, Kato Y, Tsuda M, Tanaka S, Maeda M, Kajino K, Hino O, Takahashi N, Kamiyama T, Nishihara H, Taketomi A, Todo S
  • 雑誌名: J Gastroenterology 巻: 49 号: 1 ページ: 81-92
  • DOI: 10.1007/s00535-013-0773-6
  • NAID: 120005537455
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2012)
  • 著者名/発表者名: 梶野一徳, 樋野興夫
  • 雑誌名: RNA干渉と肝疾患の治療生体の科学 巻: 63巻第2号 ページ: 129-132
• [雑誌論文] RNA干渉と肝疾患の治療 (2012)
  • 著者名/発表者名: 梶野一徳、樋野興夫
  • 雑誌名: 生体の科学 巻: 63巻第2号 ページ: 129-132
• [雑誌論文] DNA binding protein A expression and methylation status in hepatocellular carcinoma and the adjacent tissue (2012)
  • 著者名/発表者名: Yaesn M et al.
  • 雑誌名: International Journal of Oncology 巻: 40 ページ: 789-797
  • 査読あり
• [学会発表] 悪性中皮腫に対する新規標的抗体作製およびその発現の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 水谷奈津子, 松岡周二, 梶野一徳, 脇屋緑, 樋野興夫
  • 学会等名: 第72回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2013-10-05
• [学会発表] miRNAによるERC/mesothelin転写産物の制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 譚珂, 梶野一徳, 脇屋緑, 樋野興夫
  • 学会等名: 第72回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2013-10-03
• [学会発表] 悪性中皮腫に対する新規治療抗体の作製およびその標的分子発現の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 水谷奈津子, 松岡周二, 阿部雅明, 梶野一徳, 脇屋緑, 樋野興夫
  • 学会等名: 第102回日本病理学会総会
  • 発表場所: ロイトン札幌
  • 年月日: 2013-06-07
• [学会発表] 中皮腫におけるERC/mesothelin発現制御機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 譚珂, 梶野一徳, 脇屋緑, 樋野興夫
  • 学会等名: 第71回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: ロイトン札幌
  • 年月日: 2012-09-19
• [学会発表] 中皮腫におけるERC/mesothelin発現制御機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 譚珂、梶野一徳、脇屋緑、樋野興夫
  • 学会等名: 第71回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] 中皮腫におけるERC/Mesothelinの発現制御機構の解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 譚珂, 梶野一徳, 百瀬修二, 他
  • 学会等名: 第70回日本癌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-10-03
• [学会発表] N-ERC/Mesothelinの結合蛋白質の単離 (2011)
  • 著者名/発表者名: 王特格喜白音, 梶野一徳, 樋野興夫, 他
  • 学会等名: 第70回日本癌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 2011-10-03
• [学会発表] 肺骨化症の剖検例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 脇屋緑, 原田紀宏, 春日文子, 他
  • 学会等名: 第100回日本病理学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2011-04-28
• [学会発表] 肺骨化症の剖検例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 脇屋 緑、原田 紀宏、春日 文子、他
  • 学会等名: 第１００回日本病理学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜 (横浜)
• [学会発表] 中皮腫における ERC/Mesothelin の発現制御機構の解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 譚 珂、梶野 一徳、百瀬 修二、他
  • 学会等名: 第７０回日本癌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場 (名古屋)
• [学会発表] N-ERC/Mesothelin の結合蛋白質の単離 (2011)
  • 著者名/発表者名: 王 特格喜白音、梶野 一徳、樋野 興夫、他
  • 学会等名: 第７０回日本癌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場 (名古屋)
• [学会発表] 乳癌における dbpA 遺伝子の発現異常 (2011)
  • 著者名/発表者名: Obulhasim G、梶野 一徳、馬合木特 亜森、他
  • 学会等名: 第７０回日本癌学会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場 (名古屋)