研究課題/領域番号 |
23590438
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
辻村 亨 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20227408)
|
研究分担者 |
鳥井 郁子 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (70207661)
佐藤 鮎子 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20419823)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 悪性胸膜中皮腫 / 上皮間葉転換 / 浸潤 / Polycomb遺伝子群 / EZH2 / 予後 |
研究概要 |
悪性中皮腫は、胸腔内を埋め尽くすように増殖し胸壁をびまん性に浸潤する特徴を持ち、予後不良である。悪性中皮腫における胸腔内進展や胸壁浸潤のメカニズムの解明を目指して、その遺伝子発現プロファイルを中皮細胞と比べると、発現が増強していた遺伝子の中に、エピジェネティクスに働くEZH2が見出された。siRNA導入法により、EZH2発現を抑制した悪性中皮腫細胞では、細胞増殖能が低下した。悪性中皮腫におけるEZH2発現を免疫染色で調べると、EZH2を強く発現する悪性中皮腫の患者ほど全生存率は低かった。悪性中皮腫の胸腔内進展や胸壁浸潤などの生物学的特性にエピジェネティクス機構が深く関与していると考えられる。
|