研究課題
基盤研究(C)
OVAマラリア原虫を感染させたマウスにおけるナイーブOT-I細胞(OVA特異的CD8+T細胞)(一次応答)と記憶OT-I細胞(二次応答)の増加をFTY720存在下で比較し、二次応答は全身的に起きていること示唆した。また免疫組織染色により、OVAリステリア菌感染とは異なり、OVAマラリア原虫感染では脾臓の白脾髄にマクロファージやOT-I細胞は集積しにくいことを示し、抗原提示の場所が細胞の応答に影響を及ぼしている可能性を示唆した。さらにOVAパルス抗原提示細胞によるOT-I細胞の増加は感染種で差がないこと明らかにし、二次応答抑制の原因は感染環境というよりむしろ抗原提示側にある可能性を示した。
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