研究課題
基盤研究(C)
パラインフルエンザ5型ウイルスとシミアンウイルス41のF蛋白のキメラ解析により, F蛋白頭部表面の5つのドメインに属する21個のアミノ酸がHN蛋白のストーク領域との機能的相互作用を媒介することにより, 細胞融合が誘導されることを明らかにした。さらに, この機能的相互作用はHN蛋白のストーク領域の立体構造に依存することが示唆された。一方, 二分子蛍光相補性法による解析により,細胞融合融合にともなうHN蛋白とF蛋白の物理的相互作用はF蛋白の解裂だけではなく構造変化にも依存していることが明らかになったが, 生理的条件下ではその親和性が弱いか, あるいは極めて短時間しか生じないことが示唆された。
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