研究課題/領域番号 |
23590707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
宮井 和政 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60283933)
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研究分担者 |
河谷 正仁 秋田大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00177700)
善積 克 秋田大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70553379)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 内臓知覚 / セロトニン / 5-HT受容体 / 上皮組織 / 膀胱 / 食道 / 直腸 / 内臓感覚 / ATP / 膀胱上皮 / 食道上皮 / 大腸上皮 / 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 / トリプトファン / アデニル酸シクラーゼ / cAMP |
研究概要 |
膀胱、食道、直腸の上皮組織は刺激に応じてATPを分泌し、内臓痛を含む内臓感覚の伝達に寄与している。本研究では、上記の上皮組織からのATP分泌に、セロトニン(5-HT)受容体とその下流のシグナル系がどのように関わっているのかを検討した。膀胱上皮では5-HT1Dと5-HT4が発現しており、主に5-HT1Dが働いてATP分泌を抑制していた。5-HT1Dはその下流でcAMPを減少させるが、cAMPは膀胱上皮からのATP分泌を促進した。食道では5-HT受容体は機能しておらず、直腸では5-HT4だけが発現してATP分泌を抑制していた。膀胱では5-HT1Dが内臓知覚過敏の治療標的になる可能性が示唆された。
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