研究課題
基盤研究(C)
本研究対象者として、過去の日系米人医学調査を2回以上受診し、糖尿病の診断が初回受診時についていない者475名を解析対象とした。そのうち313名は生存が確認され、39名は近況を把握できず、123名が死去、うち77名は何らかの死因を聴取できた。悪性腫瘍が死因と判断されるものは16名にとどまり、現時点では耐糖能および脂質代謝異常と特定の死因あるいは死亡割合の上昇といったエンドポイントの間に有意な関係を認めなかった。しかし現時点では悪性腫瘍と生活習慣病に「関連なし」との結論を得るには統計学的パワーが弱いと考えられるため、今後も継続的に検診時に近況を把握し、予後調査の精度を上げてゆく必要がある。
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