研究課題/領域番号 |
23590858
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
長谷川 巖 東海大学, 医学部, 助教 (00433912)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | CT:computed tomography / 日本人の骨格 / 形態学的特徴 / 現代日本人骨格 / 三次元CT |
研究概要 |
画像診断装置であるCT(computed tomography)は、従来、生体の病変を描出することに主眼がおかれていた。しかし近年、CT撮影で得られたデジタルデータであるDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)データを加工する技術が飛躍的に進歩したことで、従来は応用されることがほとんどなかった骨格形態に関する研究に、CTを用いることができるようになった。 日本人の平均身長は戦後、大きく伸びたことが知られており、また、皮膚の上から計測した身体部位の長さ等、形態学的特徴に関する研究はなされているものの、皮膚等の軟部組織を除いた骨格自体に関する研究は限定的であった。また、従前は解剖という手段でしか骨形態を明瞭に目視し計測することはできなかったが、CTで撮影した日本人の骨形態は、コンピューター画像処理技術によって、明瞭に三次元画像化することが可能となったため、本研究では現代の日本人を対象に、全身をCTで撮影し、その形態学的特徴を明らかにすることを目的とした。 研究期間中、CT撮影によって得られたDICOMデータを、専用のプログラムで三次元画像に再構成し、さらにその画像を解析し、得られたデータを分析している。 今後、CT撮影症例数をさらに増やし、日本人骨格の形態学的特徴を、より明瞭にしてゆく計画である。また、本研究者は日本人以外の骨格に関する形態学的特徴を、海外の研究者らと、同様の手法を用いて共同で研究しており、今後は、日本人だけでなく、国際間において、人種によってどのような骨格における形態学的特徴が有るのかを明らかにすることができると考えている。
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