研究課題
基盤研究(C)
新規熱ショックタンパク質FAM107B(HITS)の解析を行ったところ、同じ分子ファミリーのFAM107A(TU3A/DRR1)と同様に、HITSも多種の癌で発現が低下し、癌の増殖抑制効果を持っていた。これは熱ショックタンパク質の多くが原がん遺伝子であるのと対照的である。HITSの発現低下は癌の組織型と進行度に特異的であり、腫瘍マーカーとして有用と考えられた。神経系における作用を調べたところ、HITSは神経軸索の伸張と神経細胞移動に強い抑制効果を持つが、FAM107Aはそれほどでもない事が判明した。以上、FAM107ファミリー分子は癌と神経の発生/進展に特徴的な働きをしている事がわかった。
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