研究課題
基盤研究(C)
鍼の臨床研究で本物の鍼刺激のコントロールとして用いられてきた各種シャム鍼の生理的活性を明らかにするために、ヒトの末梢神経とラットの中枢ニューロンから活動電位を記録・解析した。その結果、従来のシャム鍼刺激(先端を丸めた非刺入鍼、皮膚への機械刺激など)は鍼灸刺激共通の受容器とされるポリモーダル受容器を興奮させることが明らかになった。また軽微な皮膚刺激とされる円皮鍼(長さ0.6mmの貼り付けタイプの鍼)はラットの内因性鎮痛系や報酬系(心地よさ)に関連する脳部位の侵害受容ニューロンを賦活・抑制させたが、シャム円皮鍼は無効であった。
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