研究課題
基盤研究(C)
肝細胞内に感染する微量HBVの病態を明らかにするため前向き研究(観察期間中央値24ヶ月(2-61ヶ月)を実施した。その結果HBs抗原陰性例からのHBV再活性化は関節リウマチRA例3/88 (3%)、悪性リンパ腫ML例 3/30 (10%)、造血幹細胞移植HSCT例 5/19 (26%)であった。再活性化までの期間はHSCT 3例とRA 1例では1年以上、それ以外では1年以内であった。増殖したHBVにはHBs抗原に高率に変異を認めた。モニタリング例では、HBs抗原の有無に関わらずHBV DNAが定量された時点で核酸アナログを投与し、重篤な肝障害を阻止できた。
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