研究課題
基盤研究(C)
大腸ESD後の発熱の頻度と菌血症の関与を検討した。発熱は全体で46.5%に認めた。多変量解析では病変の大きさと年齢が発熱の有意な危険因子であった。血液培養およびPCR法による検討では細菌は検出されなかった。牽引法の有用性をランダム化比較試験を行い検討した。S-O clipを用いた27例は用いなかった23例に比べ切除時間が有意に短かった。ESD後の潰瘍を内視鏡クリップを用い縫縮し1、4週後の縫縮効果と治癒過程を検討した。1週後には7人中5人でクリップの残存を認め潰瘍面積は78.8%縮小していた。4週後には7人中2人に残存を認めたが1または2個の付着のみで潰瘍面積は99.8%縮小していた。
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