研究課題
基盤研究(C)
EREG過剰発現は、NSCLCにおいてKRAS,BRAF,EGFR変異によるMEK-ERKシグナル伝達経路活性化や、KRASコピー数増加により誘導され、EREG活性阻害によりKRAS変異NSCLCの腫瘍抑制効果を認めた。NSCLC腫瘍検体を用いた解析では、胸膜浸潤、リンパ管侵襲、血管侵襲陽性の高悪性度のNSCLCでEGFR発現が高く、EREG高発現はNSCLCの独立した予後不良因子であり、特にKRAS変異かつEREG高発現NSCLCの予後は特に不良であった。本研究の結果から、EREGの過剰発現はKRAS変異陽性NSCLCの悪性形質に関与し、EREGを標的とした分子標的治療の有効性が示唆される。
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Oncogene
巻: 印刷中 号: 34 ページ: 4034-4042
10.1038/onc.2012.402