研究課題
基盤研究(C)
我々は最近、脳梗塞増悪過程におけるインターロイキン(IL) 23-17 axisの重要性を明らかにしている。本研究では、この上位シグナルについて遺伝子改変動物を用いて解析を行った。浸潤炎症細胞からのIL-23の放出に、Toll like受容体(TLR)であるTLR2およびTLR4が寄与すること、傷害脳組織から放出されてTLR2/4を刺激する物質が、従来抗酸化物質と認識されてきたperoxiredoxin familyであり、新規のdanger signalとして、脳虚血後の炎症惹起物質として働くことを示し、免疫担当細胞とそのメディエーターが脳梗塞治療の標的となることを明らかにした。
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