研究課題
基盤研究(C)
肥満脂肪組織では、CD8陽性T細胞が浸潤していることを既に報告したが、本研究においては、制御性B細胞が多量に存在することが明らかになった。このB細胞(脂肪Breg)は通常のB1、B2細胞とは表面マーカーの発現が異なり、新たなサブセットの細胞であった。サイトカイン産生能の検討では、脂肪BregはIL-10を無刺激でも高発現している点で今まで報告されている制御性B細胞とは異なり、脂肪Bregの特異な形質を示している。B細胞特異的IL-10欠損マウスを作成したところ、脂肪組織の炎症が惹起されインスリン抵抗性が増悪していた。即ち、脂肪Bregは脂肪組織の炎症を抑制的に制御することが示された。
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