研究課題
基盤研究(C)
ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)においてHDLがAMPキナーゼ(AMPK)活性化を促進した。AMPKはS1P/S1P受容体系とSR-BI/PDZK-1の二つの独立したシグナル伝達系を介してHDLにより活性化された。SR-BI/AMPK活性化にはLKB1とカルモジュリンキナーゼが関与し、S1P/S1P受容体系ではカルモジュリンキナーゼが関与していた。シンバスタチン、フェノフィブレート、AICAR、メトホルミンはeNOS、SR-BI両方の蛋白発現を増強し、シンバスタチンとフェノフィブレートで同時にHUVECを前処理するとHDLによるAMPK/Akt活性化効果が増強された。
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