研究課題
基盤研究(C)
IL-17Fは喘息に関与するサイトカインの一つである。産生細胞として気道上皮細胞が注目されているが誘導因子や発現機構は不明である。そこで喘息の病態に深く関連するIL-33を用いてIL-17Fの発現とそのメカニズムを検討した。その結果、IL-33は気道上皮細胞からIL-17Fを有意に産生した。気道上皮細胞はIL-33の受容体ST2を有しており、ERK1/2とMSK1をリン酸化した。これらのシグナル伝達経路を阻害するとIL-17Fの発現は抑制された。以上から気道上皮細胞におけるIL-33によるIL-17Fの産生にST2-ERK1/2-MSK1経路が関与し、喘息の新たな病態が解明された。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 1件)
Journal of Immunology Research
巻: Vol.2014 ページ: 1-8
10.1155/2014/602846
Allergy
巻: 67 号: 6 ページ: 744-750
10.1111/j.1398-9995.2012.02825.x
アレルギー・免疫
巻: Vol.19 ページ: 1892-1898
呼吸器内科
巻: Vol.21 ページ: 48-53
巻: 19 ページ: 1892-1898
巻: 21 ページ: 48-53
巻: Vol.55 ページ: 585-588
40018868199
臨床免疫・アレルギー科
巻: 55 ページ: 585-588