研究課題
基盤研究(C)
喘息における気道リモデリング形成の機序に上皮間葉転換(EMT)が関与する。好酸球が気道上皮細胞に作用してEMTを誘導するとの仮説を共培養およびマウスの実験系において検証した。まず、好酸球と気道上皮細胞株BEAS-2Bを共培養すると、上皮細胞は円形から紡錘形へと形態的変化を起こし、上皮系分子発現低下、間葉系分子発現減少がみられた次に、。マウス気道に好酸球を投与すると,肺組織の線維化と共に、上記の分子変化が誘導された。以上の変化はSmad3リン酸化を伴い、抗TGF-β1抗体とTGF-βsiRNA処理によって抑制された。好酸球はTGF-β1を介してEMTを誘導、リモデリング成立に関わる。
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BiochemBiophysResCommun
巻: 449 ページ: 351-356
PLoS One
巻: 8
巻: 8 号: 5 ページ: 1-12
10.1371/journal.pone.0064281