研究課題
基盤研究(C)
統合失調症の発症に稀もしくは長大なコピー数多型(CNV)が関連していることが示唆されている。統合失調症多発罹患家系で見いだされた1q21.2(505 kb)と16q11.2(1,180 kb)の二つの500kbを超えるCNVについて、患者646人および対照674人からなる症例・対照サンプルにおいて関連を検討した。家系内では両者とも欠失(コピー数: 1)が罹患者と非罹患者の両方に認められた。症例・対照サンプルでは両方のCNVでコピー数に有意差は見られなかった。また症例サンプルにおいてどちらも比較的頻度の高いCNVであった。今回解析した二つのCNVは統合失調症の発症に関連しないと考えられた。
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