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Dual energy imagingにおける線質改善と画質向上への基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23591769
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関山口大学

研究代表者

藤田 岳史  山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (50335733)

研究分担者 松永 尚文  山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40157334)
清水 建策  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (80363109)
研究期間 (年度) 2011
研究課題ステータス 中途終了 (2011年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2013年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2012年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワードDualSource CT / Dual energy imaging / 被曝線量 / ストリークアーチファクト / 金属フィルター / 画像ノイズ / 心臓CT / 画質向上
研究概要

本年度はDual energy CTの2つのX線エネルギーの分離のため、高管電圧側のX線管に付加する金属フィルタの材質、厚さをフィルタ透過後のX線スペクトル解析により決定した。フィルタを付加後の2つのX線エネルギーにおける物質のCT値の変化を測定し、最適な処理パラメータの検討も行った。診断用の画象として2つのエネルギーの画像の割合を変えて合成し作成する仮想の120kV画像について最適な合成割合について検討し、被ばく線量の低減を目指すことも踏まえ実験を行った。EMF123型に付属のレスポンス補正ソフトウェアは2010年7月に開発された最新の解析ソフトウェアで3keVから200kevまでのX線エネルギーをモンテカルロ計算によりシミュレーションし、ストリッピング法を用いて補正可能であった。直接X線の他、カーボン散乱体で90度方向へ散乱したX線を測定したデータより、クライン-仁科の計算式を用いて入射光子のスペクトルへ逆変換することができるため、直接線測定の困難なCTにおいても、X線スペクトルの解析が可能となった。また、従来の検出器と比較して、検出効率が向上したことにより、低エネルギー成分の数え落としが無くなったため、X線光子スペクトルデータより、照射線量(C/kg)、空気カーマ(Gy)、1cm線量当量(Sv)の70μm線量当量(Sv)の各線量スペクトルを精度良く求めることができ、このスペクトルアナライザを用いることにより付加フィルタ透過後のX線スペクトルと、その被ばく線量を同時に評価した。アルミニウムや銅などの軟X線除去用のフィルタと、高原子番号のk吸収端フィルタを単独または組み合わせて用いることにより、X線管の出力可能な範囲内で最も効率良くエネルギー分離が実現できる条件の検討、決定も行った。なお現在結果を分析中であり発表、論文にはまだ至っていない。

報告書

(1件)
  • 2011 実績報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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