研究課題/領域番号 |
23591816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
高木 治行 三重大学, 医学部, 助教 (30378377)
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研究分担者 |
山門 亨一郎 三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (20263022)
廣田 省三 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20181216)
新槇 剛 (新槙 剛) 静岡県立静岡がんセンター(研究所), 画像診断科, 医長 (50507407)
穴井 洋 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00322371)
西田 典史 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00295693)
大須賀 慶悟 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90332741)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 肝動注化学療法 / 臨床試験 / シスプラチン |
研究概要 |
進行肝細胞癌に対する標準的治療の確立を目指し、H23年度は多施設共同前向き臨床試験の企画・実施を行った。 本臨床試験は、進行肝細胞癌患者を対象に肝動注用シスプラチンとリピオドールの懸濁液を用いた肝動注化学療法の有効性と安全性を検証するための第2相臨床試験であり、適格基準は①組織学的あるいは臨床的に診断された肝細胞癌症例、②肝切除や局所焼灼療法、肝動脈化学塞栓療法による治療効果が見込めない症例、③進行度分類(BCLC-stage)BまたはC、④肝機能がChild-Pugh score 8点以下、除外基準は①肝細胞癌に対して白金系薬剤での治療歴を有する、②肝外転移を有する、③高度な脈管腫瘍栓(Vp4、Vv3、B3、B4)を有する、④著明な動脈-門脈シャントまたは動脈-静脈シャントを有する症例とした。 本臨床試験のPrimary endpointは奏効率、Secondary endpointsは有害事象の発現頻度と程度、腫瘍マーカーの変化、全生存期間、6ヶ月生存率、1年生存率、無増悪生存期間と設定した。12か月の登録期間で35症例の症例登録を予定している。 現在までに国内39施設が本臨床試験に参加、15施設からの症例登録があった。2012年9月で予定症例登録数に達したため、現在は登録症例の追跡調査中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的は「進行肝細胞癌に対する標準的治療を確立すること」である。本年度は進行肝細胞癌症例を対象とした多施設臨床試験の実施を行い、2013年9月をもって予定症例登録数に達し、現在は追跡調査中である。よって、本研究はおおむね順調に進展していると思 われる。
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今後の研究の推進方策 |
追跡調査終了後にエンドポイントに対する解析・評価を行い、進行肝細胞癌に対する肝動注用シスプラチンとリピオドールの懸濁液を用いた肝動注化学療法の有効性と安全性を検証する。 その後は、他のレジメンを用いた肝動注化学療法との比較、あるいはソラフェニブ等の薬物療法との比較試験を実施する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
必要物品の価格や、研究グループ会議の運営費が当初の計画と少し異なったため、次年度使用額が発生した。 次年度使用額は、次年度に請求する研究費と合わせ、本臨床研究グループの運営費(会議室使用料、資料作成、講演料)、研究グループ会議および成果発表時の旅費、治験コーディネーターおよび統計専門家の支援経費に使用する予定である。
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