研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,低酸素がん細胞が解糖系に依存していることに着目し,解糖系の基質となるグルコースに放射線増感活性基を付与した「ニトロアゾール修飾グルコース型放射線増感剤」の創製である.実施内容として,アセチルグルコース修飾2-ニトロイミダゾール体TX-2244およびその誘導体5種類を分子設計・合成し,腫瘍細胞や腫瘍移植鶏卵モデルを用いて放射線増感活性やその作用機序の解析を行った.得られた成果として,TX-2244はグルコースの細胞内取り込み阻害,細胞内NADH量の低下,放射線由来DNA損傷の増強を介して高い放射線増感活性を発揮することを明らかにした.
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (22件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
J Control Release
巻: 182 ページ: 67-72
10.1016/j.jconrel.2014.03.015
Exp.Cell.Res.
巻: 24(In press) 号: 13 ページ: 1554-1563
10.1016/j.yexcr.2012.03.013
J Radiat Res
巻: 52 ページ: 208-14
10027956760
放射線生物研究
巻: 46 ページ: 221-233
Journal of Radiation Research
巻: 52 ページ: 208-214
http://www.bio.tokushima-u.ac.jp/a2group/a2index.html