骨肉腫に対する新規合成プラチナ錯体にカフェインを併用した化学療法の基礎的研究

• 研究課題/領域番号: 23592180
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 整形外科学
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 山本 憲男 金沢大学, 医薬保健学総合研究科, 特任教授 (90332668)
• 研究期間 (年度): 2011-04-28 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
• キーワード: 新規プラチナ製剤 / 骨肉腫 / 蛍光タンパク遺伝子導入細胞 / 抗がん剤 / 新規開発 / プラチナ製剤

研究成果の概要

新規に開発したプラチナ製剤にカフェインを併用した化学療法を骨肉腫細胞株に対して施行し，シスプラチン同様に抗腫瘍効果の増強を確認できた．また新規プラチナ製剤はDNA2本鎖断裂を引き起こすことを確認し，シスプラチン同様の作用機序が示唆された．一方でシスプラチン耐性株に対しても交叉耐性を示さなかったことからシスプラチン耐性といった臨床上の大きな問題にも対応できる可能性が示唆された．

研究成果

• [学会発表] Novel platinum complex effective against osteosarcoma, bone targeting platinum and proteasome inhibitory platinum (2013)
  • 著者名/発表者名: Kentaro Igarashi, Norio Yamamoto, Toshiharu Shirai, Hideji Nishida, Katsuhiro Hayashi, Yoshikazu Tanzawa, Hiroaki Kimura, Akihiko Takeuchi, Shinji Miwa, Hiroyuki Inatani, Shingo Shimozaki, Takashi Kato, Akira Odani, Hiroyuki Tsuchiya
  • 学会等名: 2013 Annual Meeting of American Academy of Orthopaedic Surgeons
  • 発表場所: Chicago， USA
• [学会発表] 新規プラチナ製剤の骨肉腫細胞株に対する抗腫瘍効果 (2011)
  • 著者名/発表者名: 五十嵐健太郎、山本憲男、小谷明、土屋弘行
  • 学会等名: がん治療学会
  • 発表場所: 愛知県（国際会議場）
• [学会発表] Novel platinum complexes effective against osteosarcoma cell lines (2011)
  • 著者名/発表者名: K. Igarashi, N. Yamamoto, A. Odani, H. Tsuchiya
  • 学会等名: ISOLS
  • 発表場所: 中国（北京コンベンションセンター）