研究課題/領域番号 |
23592184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所) (2012) 大阪大学 (2011) |
研究代表者 |
橋本 伸之 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立成人病センター(研究所), その他部局等, その他 (50324752)
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研究分担者 |
竹中 聡 大阪大学, 医学部附属病院, その他 (00588379)
名井 陽 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (10263261)
吉川 秀樹 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60191558)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肉腫 / 肺転移 / 骨軟部腫瘍 |
研究概要 |
当該研究においては、先行研究である基盤研究C(課題番号08099681)で得た成果を論文発表した。 (Int J Oncol. 2012 Feb;40(2):409-17.) 本研究ではさらに骨肉腫肺転移成立過程における肺宿主細胞と骨髄由来細胞の役割を明らかにすることを重点的に実験を行った。 文献的に報告のみられるGFPマウスから採取した骨髄細胞をC3Hマウスに移植する方法を試み予備実験にて骨髄は生着したものの、LM8マウス骨肉腫細胞を皮下移植しても肺転移は観察されなかった。MHCクラスI分子が異なるため何らかの拒絶反応が生じたと考えられ、骨髄由来細胞の関与を示す結果であったが、さらなる解析は困難と判断した。 またPTH製剤テリパラチドをラットに長期投与して発生する骨肉腫から、さらなる細胞株樹立に努めたが、継代不可能なものが多く、結果的に細胞増殖の活発な1株と緩徐な1株の計2株の樹立に留まった。種々の条件でヌードマウスへの可移植性を検討したが、in vivoへの生着が得られなかった。この研究遂行上の障害は予測困難な要因によるものと判断している。 この他、肉腫肺転移機構の解析を重点的に、骨肉腫から軟部肉腫(とくに滑膜肉腫)にも対象疾患を拡げて実施した。それぞれの肺転移モデルにおいて、皮下移植後の末梢血中および肺組織中のEPC, MSCを種々の条件下にてFACS解析にて定量するべく予備実験をおこなっていたがこの時点で研究責任者の異動に伴い継続困難となった。本研究にて得た知見を共同研究者に引継ぎをおこなったので、今後研究体制を整え再度進展を試みることになろう。
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