研究課題/領域番号 |
23592544
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究 |
研究代表者 |
山下 拓 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, その他部局等, 准教授 (00296683)
|
研究分担者 |
荒木 幸仁 防衛医科大学校, 耳鼻咽喉科, 講師 (70317220)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 遺伝子治療 / 頭頸部癌 / 遺伝子修復 / DNA切断 / DNA修復遺伝子 / ウイルスベクター / DNA修復因子 |
研究成果の概要 |
2本鎖DNA切断(DSB)修復に関わる蛋白NBS1の変異型遺伝子(mNBS1)を導入したウイルスベクターAd-NBS1の腫瘍細胞への導入効率、抗腫瘍効果、シスプラチン治療増感効果を確認した。また1本鎖DNA切断(SSB)修復に関わるPARPの阻害薬を併用することでさらに著明な抗腫瘍効果の増強を確認した。シスプラチン耐性のメカニズムは転写因子p63を介したDNA修復蛋白の産生亢進が関与するが、Ad-NBS1の作用機序はp63を介さず直接MRN蛋白の発現抑制を引き起こし、DSB近傍でのγH2AX発現を端緒としたDNA修復機構の不活化がシスプラチン増感効果のメカニズムであることが示された。
|