研究課題
基盤研究(C)
加齢黄斑変性(AMD)は中高齢者の網膜黄斑部に生じる疾患で、視力予後不良の難治性疾患である。現在の抗VEGF療法は、治療法の中では画期的な治療法であるが、まだ難治症例が多い。今回我々はAMDに対して遺伝的因子、および種々のサイトカインの影響を検索し、その新しい治療法を検討した。マウス脈絡膜新生血管(CNV)モデルに対してIL-27を眼内に投与したところ有意にCNVの抑制が認められ、それはVEGFの産生を抑制することによることが示された。またCNVモデルマウスにIL-17を投与するとCNVを促進し、IL-27を抑制することでCNVが縮小することが示され、治療的展望が示唆された。
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