研究課題
基盤研究(C)
神経堤由来細胞の存在が考えられる口腔粘膜組織から口腔粘膜上皮下細胞を単離・培養し、角膜実質細胞へ分化誘導法の確立を試みる。口腔粘膜上皮下細胞をメチルセルロース法によりシングルセルから培養し神経堤由来因子を含んだクローンを選択し、多分化能を解析した。角膜実質細胞への分化誘導も行った。シングルセルから増殖しCD56, PDGFRaで選んだ細胞群は多分化能を示した。この口腔粘膜上皮下細胞は間葉系幹細胞のマーカーを発現する幹細胞であることが示唆された。角膜実質細胞への分化誘導ではケラトカンの発現をわずかではあるが検出することができたことから、角膜実質再生の細胞ソースとして有用であることが考えられた。
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