研究課題
基盤研究(C)
角膜の恒常性、透明性維持は視覚にとって必須の要素である。本研究で、Lrig1はHolocloneタイプの角膜上皮幹細胞において発現が亢進しており、マウス眼表面上皮基底細胞において局所特異的に発現していた。Lrig1 KOでは角膜の創傷治癒過程が障害され、炎症を伴って角膜の透明性が徐々に失われて角化して失明した。また、Lrig1はSTAT3を抑制的に制御することにより創傷治癒機構をコントロールし、STAT3の阻害剤によりLrig1 KOの表現型をレスキューできた。以上よりLRIG1は、角膜の恒常性や創傷治癒機構を制御している事が明らかとなった。
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