研究課題
基盤研究(C)
本研究はiPS細胞を用いた細胞治療を唾液分泌障害の新規治療法として確立する事を目的に施行された。具体的には、LCA(large-cell aggregate)-SFEBq法を用いて口腔粘膜上皮まで分化誘導したiPS細胞を、胎仔マウス顎下線(E11.5とE13.5)から樹立した間質細胞上で培養し、唾液腺細胞への分化誘導の可能性を検証した。その結果、本法により分化誘導されたiPS細胞において、唾液腺に高い発現を示すAqp5, M3AchR,およびβ-2AdR遺伝子の発現上昇が認められた。したがって、本法がiPS細胞から唾液腺細胞の分化誘導法として有用である可能性が示唆された。
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