研究課題/領域番号 |
23592920
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
後藤 和久 京都大学, 医学研究科, 助教 (80464220)
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研究分担者 |
別所 和久 京都大学, 医学研究科, 教授 (90229138)
高橋 克 京都大学, 医学研究科, 講師 (90314202)
家森 正志 京都大学, 医学研究科, 助教 (90402916)
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研究期間 (年度) |
2011
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研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ビスフォスフォネート / 顎骨壊死 |
研究概要 |
研究の基礎となるBPs(ビスフォスフォネート)製剤による顎骨壊死モデルの作成を図った。一方、臨床への応用を鑑み、大規模な前向き疫学研究である京都ながはまプロジェクトへの参画により実際の歯科疾患と各種全身疾患の関係を調査し、顎骨壊死の予防や治療における指標として有用であるか検討した。 I動物実験 マウスに対し、BPs製剤投与による顎骨壊死モデルの開発 方法:7週齢Wister Ratに外科的手術を行い、同日よりBPs(ZOL;Zoletronate)を300μg/kg/dayで17日間皮下投与し観察した。 外科手術後7日、17日で、骨量(TAV(mm^2)、骨空胞がコントロール群との間に有意差を認めた。また、破骨細胞については4日、7日でコントロール群との間に有意差を認めた。顎骨への侵襲的な外科処置後に生じる壊死骨の残存がBRONJ発症の契機となる可能性が考えられた。 II臨末試験 京都ながはまプロジェクトへの参画 滋賀県長浜市との協力による長浜市およびその近隣住民10000人規模のコホート研究において全身的および歯科疾患罹患患者の登録、統計解析を行ったところ、歯科疾患による喪失歯数とCAVI(Cardio-Ankle Vascular Ihdex)で表せる動脈硬化罹患との間には統計的有意差を認めた。 動脈硬化や喪失歯数は年齢とともに増加するが、中でも女性は骨粗鬆症と喪失歯数の増加が関連している事が報告されている。男性に比べ炎症の蓄積を反映していない可能性があった。
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