小児期続発性ステロイド性骨粗鬆症における破骨細胞の骨吸収機構の解明

• 研究課題/領域番号: 23593039
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 矯正・小児系歯学
• 研究機関: 九州歯科大学
• 研究代表者: 牧 憲司 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60209400)
• 研究分担者: 自見 英治郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (40276598) ; 福島 秀文 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (70412624)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 破骨細胞 / c－Src / p130Cas / アクチン / 大理石骨病 / ステロイド / 顎骨 / c-Src / Pyk2 / インテグリン / osteoclast / Bone resorption / Actin cytoskeleton

研究概要

p130CasOCL-マウスは、破骨細胞は存在するものの、大理石骨病を呈した。p130CasOCL-マウスの骨髄細胞は野生型マウス同様に破骨細胞へと分化したが、アクチンリング形成と象牙片上での吸収窩形成が障害された。p130CasOCL-マウス由来の破骨細胞はβ3インテグリンやc-Srcのリン酸化などは正常であったが、アクチンの再構成に関わるRac1の活性は低下し、その局在も細胞質全体に分散していた。また、p130CasOCL-マウス由来の破骨細胞ではDock5がc-SrcやPyk2と会合できなかった。以上よりp130Casは破骨細胞による骨吸収に深く関与することが考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] p130Cas plays important roles in osteoclastic bone resorption (2013)
  • 著者名/発表者名: Nagai Y, Osawa K, Fukushima H, Tamura Y, Aoki K, Ohya K, Yasuda H, Hikiji H, Takahashi M, Seta Y, Seo S, Kurokawa M, Kato S, Honda H, Nakamura I, Maki K, Jimi E
  • 雑誌名: J Bone Miner Res 巻: 28 ページ: 2449-62
• [雑誌論文] Disruption of NF-κB1 prevents bone loss caused by mechanical unloading (2013)
  • 著者名/発表者名: Nakamura H, Aoki K, Masuda W, Alles N, Nagano K, Fukushima H, Osawa K, Yasuda H, Nakamura I, Mikuni-Takagaki Y, Ohya K, Maki K, Jimi E
  • 雑誌名: J Bone Miner Res 巻: 28 ページ: 1457-67
  • NAID: 10031169015
• [雑誌論文] Disruption of NF-κB1 prevents bone loss caused by mechanical unloading. (2013)
  • 著者名/発表者名: Nakamura H, Aoki K, Masuda W, Alles N, Nagano K, Fukushima H, Osawa K, Yasuda H, Nakamura I, Mikuni-Takagaki Y, Ohya K, Maki K, Jimi E.
  • 雑誌名: J Bone Miner Res. 巻: 28 号: 6 ページ: 1457-1467
  • DOI: 10.1002/jbmr.1866
  • NAID: 10031169015
  • 査読あり
• [雑誌論文] p130Cas plays important roles in osteoclastic bone resorption (2013)
  • 著者名/発表者名: Nagai Y, Osawa k, Fukushima H, Tamura Y, Aoki K, Ohya K, Yasuda H, Hikiji H, Kato S, Honda H, Nakamura I, Maki K, Jimi E
  • 雑誌名: J. Bone Miner. Res 巻: 28 号: 12 ページ: 2449-2462
  • DOI: 10.1002/jbmr.1936
  • 査読あり
• [雑誌論文] Serum leptin levels negatively correlate with trabecular bone mineral density in high-fat diet induced obesity mice. (2012)
  • 著者名/発表者名: Fujita Y, Watanabe K, Maki K
  • 雑誌名: J Muscloskelt Neuronal Interact. 巻: 12 ページ: 89-94
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mineral Trioxide Aggregate Inhibits Osteoclastic Bone Ｒｅｓｏｒｐｔｉｏｎ (2011)
  • 著者名/発表者名: Hashiguchi D,Fukushima H,Yasuda H, ＭａｓｕｄａＷ，Ｍａｋｉ Ｋ，Ｊｉｍｉ Ｅ
  • 雑誌名: Journal of Dental reserch 巻: 90(7) ページ: 912-917
  • 査読あり
• [学会発表] RelB-induced Cot expression rescues RANKL-induced osteoclastogenesis by Cot/IKKa-induced NF-κB2 processing (2014)
  • 著者名/発表者名: Taniguchi R, Fukushima H, Maki K, Jimi E
  • 学会等名: Asia-Pacific Conference
  • 発表場所: Fukuoka 2014, Kyushu Dental University, Kitakyushu, Japan
  • 年月日: 2014-01-25
• [学会発表] RelBによるCotの発現上昇は破骨細胞分化に重要である (2014)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第52回一般社団法人日本小児歯科学会大会
• [学会発表] RelBの過剰発現は破骨細胞分化を誘導する (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第31回日本小児歯科学会九州地方会大会
  • 発表場所: 福岡歯科医師会館
  • 年月日: 2013-10-20
• [学会発表] 力学的非荷重による骨量減少におけるNF-κBの役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 中村仁美,永井香絵,古谷充朗,福島秀文,自見英治郎,牧憲司
  • 学会等名: 小児歯科学会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム,東京
  • 年月日: 2013-05-12
• [学会発表] 破骨細胞による骨吸収におけるp130Casの役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 永井香絵,福島秀文,竹内靖博,中村仁美,自見英治郎,牧憲司
  • 学会等名: 小児歯科学会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム,東京
  • 年月日: 2013-05-12
• [学会発表] Processing of NF-κB2 and the nuclear localization of RelB are required for osteoclast differentiation (2013)
  • 著者名/発表者名: Taniguchi R, Fukushima H, Maki K, Jimi E
  • 学会等名: Asia-Pacific Conference
  • 発表場所: iFukuoka 2013 Kyushu Dental University, Kitakyushu, Japan
  • 年月日: 2013-01-26
• [学会発表] RelBはNF-κB2のプロセシングを誘導し、aly/alyマウスの破骨細胞分化抑制を解除する (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第55回歯科基礎医学会学術大会
  • 発表場所: 岡山コンベンションセンター
• [学会発表] Processing of NF-κB2 and the nuclear localization of RelB are required for RANKL induced osteoclast differentiation (2013)
  • 著者名/発表者名: Taniguchi R, Fukushima H, Jimi E, Maki K
  • 学会等名: The 24th International Congress of IAPD 2013
  • 発表場所: Seoul, Korea,Coex convention center
• [学会発表] NF-κB2のプロセシングとRelBの核移行は破骨細胞分化を誘導する (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第51回一般社団法人日本小児歯科学会大会
  • 発表場所: 長良川国際会議場
• [学会発表] RelBの過剰発現はaly/alyマウスの破骨細胞分化抑制を解除する (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第73回九州歯科学会学術大会
  • 発表場所: 九州歯科大学講堂
• [学会発表] 非荷重による骨量減少におけるNF-κBの役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 中村仁美、永井香絵、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第72回九州歯科学会
  • 発表場所: 北九州
• [学会発表] p130Casは破骨細胞の機能発現に関与する (2013)
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、大澤賢次、福島秀文、増田渉、中村仁美、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第72回九州歯科学会
  • 発表場所: 北九州
• [学会発表] NF-kB2のプロセシングとRelBは破骨細胞分化を抑制する. (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口 礼、福島秀文、林 秀、自見英治郎、牧 憲司
  • 学会等名: 第51回日本小児歯科学会大会
  • 発表場所: 岐阜
• [学会発表] RelBは、NFκ―B２のプロセシングを誘導し、aly/alyマウスの破骨細胞分化を抑制する. (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口 礼、福島秀文,牧 憲司,自見英治郎
  • 学会等名: 第55回日本歯科基礎医学会大会および総会
  • 発表場所: 岡山
• [学会発表] RelBの過剰発現はaly/alyマウスの破骨細胞分化を抑制する. (2013)
  • 著者名/発表者名: 谷口 礼、福島秀文、牧 憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第73回九州歯科学会総会学術大会
  • 発表場所: 北九州市
• [学会発表] 破骨細胞分化にはNF-κB2のプロセシングとRelBの核移行が関与する (2012)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、高村伊都子、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第30回日本小児歯科学会九州地方会大会
  • 発表場所: 長崎大学医学部良順会館医学部記念講堂
  • 年月日: 2012-10-28
• [学会発表] 破骨細胞分化にはNF-κB2のプロセシングとRelBの核移行が関与する (2012)
  • 著者名/発表者名: 谷口礼、福島秀文、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第54回歯科基礎医学会学術大会
  • 発表場所: 奥羽大学記念講堂
• [学会発表] 力学的非荷重による骨量減少におけるNF-κBの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村仁美、永井香絵、福島直樹、福島秀文、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第49回日本小児歯科学会大会
  • 発表場所: いわて県民情報センター、岩手県
• [学会発表] 小児続発性骨粗鬆症の効果的な治療薬の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、福島秀文、中村仁美、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第49回日本小児歯科学会大会
  • 発表場所: いわて県民情報センター、岩手県
• [学会発表] 力学的非荷重による骨量減少におけるNF-κBの役割 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村仁美、永井香絵、福島秀文、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第29回日本小児歯科学会九州地方大会
  • 発表場所: 九州歯科大学、福岡県
• [学会発表] 小児続発性骨粗鬆症に対する新しい骨吸収抑制剤の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、福島秀文、中村仁美、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 中四国九州地方会・第29回九州地方会
  • 発表場所: 九州歯科大学講堂、福岡県
• [学会発表] 破骨細胞による骨吸収におけるp130Casの役割. (2012)
  • 著者名/発表者名: .永井香絵、竹内靖博、福島秀文、自見英治郎、中村仁美、牧 憲司
  • 学会等名: 第５０回日本小児歯科学会大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 力学的非荷重による骨量減少によるNF-kBの役割. (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村仁美、永井香絵、古谷充明、福島秀文、自見英治郎、牧 憲司
  • 学会等名: 第50回日本小児歯科学会大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] p130Casは破骨細胞の機能発現に重要な役割を持つ (2012)
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、福島秀文、大澤賢次、田村幸彦、青木和広、大谷啓一、
  • 学会等名: 第54回歯科基礎医学会学術大会・総会
  • 発表場所: 福島
• [学会発表] 力学的非荷重による骨量減少によるNF-kBの役割. (2012)
  • 著者名/発表者名: 中村仁美，Neil Alles，青木和広，増田 渉 ，福島秀文 ，大谷 啓一 ，牧 憲司，自見英治郎.
  • 学会等名: 第54回歯科基礎医学会学術大会・総会
  • 発表場所: 福島
• [学会発表] p130Casは破骨細胞の機能発現に関与する (2012)
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、大澤賢次、福島秀文、保田尚孝、青木和広、大谷啓一、加藤茂明、牧憲司、仲村一郎、自見英治郎
  • 学会等名: 第30回日本骨代謝学会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] p130Casは破骨細胞の機能発現に重要な役割をもつ
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、福島秀文、大澤賢次、田村幸彦、青木和広、大谷啓一、中村仁美、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 日本歯科基礎医学会
  • 発表場所: 奥羽大学,福島
• [学会発表] NF-κB 1の欠損は非荷重による骨量減少を抑制する
  • 著者名/発表者名: 中村仁美、Alles Neil、青木和広、増田渉、福島秀文、大谷啓一、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 日本歯科基礎医学会
  • 発表場所: 奥羽大学,福島
• [学会発表] p130Casは破骨細胞の機能発現に関与する
  • 著者名/発表者名: 永井香絵,大澤賢次,福島秀文,保田尚孝,田村幸彦,青木和広,大谷啓一,加藤茂明,牧憲司,仲村一郎,自見英治郎
  • 学会等名: 日本骨代謝学会学術大会
  • 発表場所: 京王プラザホテル,東京
• [学会発表] 非荷重による骨量減少におけるNF-κBの役割
  • 著者名/発表者名: 中村仁美、青木和広、大谷啓一、Alles Neil、永井香絵、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第53回歯科基礎医学会学術大会
  • 発表場所: 岐阜
• [学会発表] 破骨細胞による骨吸収におけるp130Casの役割
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、福島秀文、中村仁美、牧憲司、自見英治郎
  • 学会等名: 第53回歯科基礎医学会学術大会
  • 発表場所: 岐阜
• [学会発表] 骨吸収における破骨細胞におけるp130Casの役割
  • 著者名/発表者名: 永井香絵、福島秀文、中村仁美、自見英治郎、牧憲司
  • 学会等名: 第50回日本小児歯科学会
  • 発表場所: 東京