研究課題
基盤研究(C)
血液透析者の睡眠の質について客観的指標を用いて明らかにするとともに、睡眠覚醒リズムと活動性の関連について検討した。血液透析者と年齢および体格をマッチさせた一般健常者の睡眠時間に差はなかったが、入眠潜時、中途覚醒時間、睡眠効率は血液透析者で悪化していた。また、睡眠覚醒周期に差はなかったが、周期性の強さを表す周期性分散ピーク値は血液透析者で有意に低値であった。周期性分散ピーク値は睡眠効率と有意な正の関連を示し、入眠潜時および中途覚醒時間と負の関連が認められた。血液透析者の睡眠の質の向上には、24時間周期に生活リズムを整えることが必要であることが示唆された。
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Kobe Journal of Medical Sciences
巻: 59-5
110009751647