研究課題
基盤研究(C)
PETとは、体内物質の一部を放射性同位体に置き換えて体内に注入し体外から放射線を検出することでその分布を画像化する手法であり、医学研究に大きく貢献する。例えば、ブドウ糖の分布画像上の特異的集積はそこでの異常に活発な糖代謝を意味し、がん化の可能性が示唆される。このPETによる生体機能画像の画質は、PET装置の放射線検出器性能に依存する。本研究では、近年の小型受光素子の普及により実現可能となった高性能PET検出器に対し、感度向上のための大面積化は可能であり、それによる検出器分解能の劣化は見られないことを示した。また、レーザー加工や板状シンチレータの使用など検出器作成上の新たな工夫の有効性も示した。
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IEEE transactions on nuclear science
巻: vol. 61, No. 1 号: 1 ページ: 53-59
10.1109/tns.2013.2293599