研究課題
基盤研究(C)
本研究は、トリコデルマ・リーセイのセルラーゼ生産系をモデルとして糸状菌におけるタンパク質分泌生産メカニズムに関する知見を得ることを目的としている。野生株から取得されたセルラーゼ高生産変異株系統樹を対象として、ゲノム配列の比較解析を行い、各変異株において変異が生じていた遺伝子を明らかにした。数種の遺伝子の破壊および変異復帰解析の結果、炭素源異化抑制に関与する転写調節因子Cre1、菌体内β-グルコシダーゼの転写活性化因子BglR、菌体内の主要なβ-グルコシダーゼであるBGLIIをコードする遺伝子の変異がトリコデルマ・リーセイのセルラーゼ生産能の向上をもたらしたことが明らかとなった。
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http://bio.nagaokaut.ac.jp/~Ogasawaralab/
http://bio.nagaokaut.ac.jp/~Ogasawaralab/index.html