研究課題
基盤研究(C)
インスリン抵抗性が進行すると脂肪細胞のグルコース輸送体 (GLUT4)遺伝子発現が抑制される。我々はGLUT4ノックダウン3T3-L1細胞を用いて、転写を活性化する配列をRBP4遺伝子プロモーター上に見出し、そこに結合して転写を活性化するPSMB1を同定した。PSMB1は149番目のアミノ酸であるチロシンがリン酸化されうることが分かった。この149番目のチロシンをリン酸化を受けないフェニルアラニン変異体(Y149F)を作成し細胞内局在性を観察したところ、Y149Fは核に局在した。よってリン酸化されないPSMB1は核にとどまり続けることが示唆された。またY149Fの転写活性化能は有意に高かった。
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