研究課題
挑戦的萌芽研究
糖鎖は、核酸、タンパク質に続く第三の生命鎖と呼ばれ、例えば血液型のように細胞の識別子として重要な役割を担っている。核酸やタンパク質とは異なり、枝分かれ構造を持ち、テンプレートによらないユニークな多段階の構築過程を経て合成される。本研究では、糖鎖の構築過程を一種の情報処理としてとらえ、その潜在能力を解析した。初年度には糖鎖の構築過程のシミュレータを作成した。最終年度には、反応空間を3段としてシミュレーション実験を行った。全体を通じて、理論的考察の結果、糖鎖計算は文脈自由言語を受理する能力を持つことが分かった。シミュレーションの結果、糖鎖の構築過程が3段に分かれていることが、特定のパターンを効率的に生み出すうえでクリティカルであることが明らかとなった。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (1件)
Springer Verlag
巻: vol.6 ページ: 47-70
Natural Computing and Beyond
巻: vol.6 ページ: 104-114
計測自動制御学会第40回知能システムシンポジウム資料集
ページ: 211-216
巻: 6 ページ: 104-114
10.1007/978-4-431-54394-7_9
計測自動制御学会第40回知能システムシンポジウム資料集
巻: - ページ: 211-216
Proceedings in Information and Communications Technology
巻: 6 ページ: 49-70
10.1007/978-4-431-54394-7_5
Chem-Bio Informatics Journal
巻: vol.12 ページ: 39-49
130004138125
Communicative and Integrative Biology
巻: vol.5,no.4
巻: vol.5777 ページ: 394-401
巻: vol. 12 ページ: 39-49
Lecture Notes in Computer Science
巻: vol. 5777 ページ: 394-401
10.1007/978-3-642-21283-3_49
Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.
巻: 108 号: 44 ページ: 17969-17973
10.1073/pnas.1105901108