研究課題
挑戦的萌芽研究
健康状態に関連して、習得した行動ができなくなることを理解し、代替機能を習得する過程は、程度の違いはあれ、多くの哺乳類が経験し、非言語的手続きで問題解決を図る。本計画では、チンパンジーを主な対象とし、代替機能の発見・習得に関わる認知機能を実験的に検討した。その結果、行動の獲得・喪失にともなう情動的・認知的行動の発現は動物種ごとの関係性の理解の深さと関連していると示唆された。また野生チンパンジーには、複雑な手足の組み合わせ動作によって麻痺した左手の代替機能を習得する行動の柔軟性があった。ヒトは行動の高い柔軟性により多様な健康状態が実現しており、ヒト以外の動物にもその萌芽を認めることができる。
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