研究課題/領域番号 |
23650162
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹内 秀明 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (00376534)
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連携研究者 |
成瀬 清 基礎生物学研究所, バイオリソース研究室, 准教授 (50208089)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 社会性行動 / メダカ / 近交系 / 国内共同研究 / 行動特性 / QTL |
研究概要 |
行動の「個性」には、生後の環境だけでなく遺伝的要因も影響すると考えられている。しかし、責任遺伝子の同定や、行動の多様性を産み出す遺伝子基盤の解析はあまり進んでいない。本研究では種内の遺伝的多様性の高いメダカ(Oryzias latipes)を用いて、行動形質に関わる遺伝子座を探索した。視覚刺激依存の逃避様反応に系統差が見られたため、2つの近交系、HNI-IIとHdrR-IIに視覚刺激を呈示し、反応を比較した。その結果、HNI-IIはHdrR-IIに比べて反応率が高く、馴れも生じにくかった。2つの近交系間でF2世代を作出し、量的形質遺伝子座(QTL)解析を行った結果、刺激への馴れにくさに関わる領域が16番染色体上に存在することが示唆された。近交系間の行動特性の違いは、行動の種内多様性を反映すると考えられる。
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