成熟ニューロンでの神経活動に伴う複製依存性コアヒストンのダイナミクス

• 研究課題/領域番号: 23650167
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 神経科学一般
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 滝沢 琢己 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30531115)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 分子・細胞神経科学 / クロマチン / ヒストン / 神経活動依存性転写 / コアヒストン / ニューロン

研究概要

成熟マウス海馬ニューロンにおいて、グルタミン酸受容体刺激は、通常分裂細胞でのみ発現する細胞複製依存性コアヒストンH3.2をコードするhist1h3f遺伝子の発現を誘導することが分かった。また、塩抽出法や新規蛋白質代謝標識により、コアヒストンは蛋白質レベルでもその発現が増加していた。ニューロンにおいて、新たに合成されるコアヒストンが何らかの役割を果たしている可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Chromatin accessibility at a STAT3 target site is altered prior to astrocyte differentiation (2013)
  • 著者名/発表者名: Satoshi Urayama, Katsunori Semi, Tsukasa Sanosak1, Yukina Hori, Masakazu Namihira, Jun Kohyama, Takumi Takizawa, Kinichi Nakashima
  • 雑誌名: Cell Struct Funct
  • NAID: 130004053894
  • 査読あり
• [雑誌論文] Chromatin immunoprecipitation in mousehippocampal cells and tissues (2012)
  • 著者名/発表者名: Sailaja, BS., Takizawa, T., Meshorer, E.
  • 雑誌名: Methods MolBiol 巻: 809 ページ: 353-64
  • 査読あり
• [雑誌論文] Chromatin immunoprecipitation in mouse hippocampal cells and tissues (2012)
  • 著者名/発表者名: Sailaja BS, Takizawa T, Meshorer E
  • 雑誌名: Methods Mol Biol 巻: 809 ページ: 353-64
  • DOI: 10.1007/978-1-61779-376-9_24
  • ISBN: 9781617793752, 9781617793769
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of GLI2 in the growth of human osteosarcoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Nagao, H., Ijiri, K., Hirotsu, M., Ishidou, Y., Yamamoto, T., Nagano, S., Takizawa, T., Nakashima, K., Komiya, S. & Setoguchi, T.
  • 雑誌名: J Pathol 巻: 224 ページ: 169-179
  • 査読あり
• [学会発表] 神経系細胞におけるクロマチン空間配置 (2013)
  • 著者名/発表者名: 滝沢琢己
  • 学会等名: 第7回茨城大学遺伝子実験施設公開シンポジウム
  • 発表場所: 茨城県
  • 年月日: 2013-03-11
• [学会発表] 神経幹細胞における遺伝子座核内配置と転写活性の関連 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、魚崎祐一、野口東美、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡県
  • 年月日: 2012-12-12
• [学会発表] 神経幹細胞分化での遺伝子座の核内配置の変動解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、魚崎祐一、野口東美、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第59回北関 東医学会総会
  • 発表場所: 群馬県
  • 年月日: 2012-09-27
• [学会発表] 成熟ニューロンにおける複製依存性ヒストンのダイナミズム解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 魚崎祐一、野口東美、伊藤謙治、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第59回北関東医学会総会
  • 発表場所: 群馬県
  • 年月日: 2012-09-27
• [学会発表] ニューロン成熟過程における核内構造変換と遺伝子発現機構の解明 (2012)
  • 著者名/発表者名: 野口東美、伊藤謙治、魚崎祐一、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第59回北関東医学会総会
  • 発表場所: 群馬県
  • 年月日: 2012-09-27
• [学会発表] 神経細胞における細胞核構造解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 滝沢琢己
  • 学会等名: 第39回日本毒性学会学術年会
  • 発表場所: 宮城県
  • 年月日: 2012-07-17
• [学会発表] 神経細胞における細胞核構造解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 滝沢琢己
  • 学会等名: 第３９回日本毒性学会学術年会
  • 発表場所: 仙台市
  • 招待講演
• [学会発表] 神経幹細胞における遺伝子座核内配置と転写活性の関連 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、魚崎祐一、野口東美、荒川 浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡市
• [学会発表] ニューロン成熟過程における核内構造変換と遺伝子発現機構の解明 (2012)
  • 著者名/発表者名: 野口東美、伊藤謙治、魚崎祐一、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第59回北関東医学会総会
  • 発表場所: 前橋市
• [学会発表] 成熟ニューロンにおける複製依存性ヒストンのダイナミズム解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 魚崎祐一、野口東美、伊藤謙治、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第59回北関東医学会総会
  • 発表場所: 前橋市
• [学会発表] 神経幹細胞分化勝て員での遺伝子座の核内配置の変動解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、魚崎祐一、野口東美、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第59回北関東医学会総会
  • 発表場所: 前橋市
• [学会発表] 神経幹細胞の性質変換に伴う遺伝子座の核内配置の変動 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、中島欽一、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第58回北関東医学会総会
  • 発表場所: 群馬県
  • 年月日: 2011-09-29
• [学会発表] Epigenetics関連技術である細胞核構造解析とその毒性学的研究への適用の可能性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 滝沢琢己
  • 学会等名: 第38回日本トキシコロジー学会学術年会
  • 発表場所: 神奈川県
  • 年月日: 2011-07-11
• [学会発表] 神経幹細胞性質変換に伴う遺伝子座の核内配置の変動解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、中島欽一、荒川浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第5回日本エピジェネティクス研究会年会
  • 発表場所: 熊本県
  • 年月日: 2011-05-19
• [学会発表] 神経幹細胞性質変換に伴う遺伝子座の核内配置変動解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 謙治、中島 欽一、荒川 浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第５回エピジェネティクス研究会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] 神経幹細胞性質変換に伴う遺伝子座の核内配置変動解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 謙治、中島 欽一、荒川 浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: KEY Forum in Developmental Biology and Regenerative Medicine
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] 神経幹細胞性質変換に伴う遺伝子座の核内配置変動解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 謙治、中島 欽一、荒川 浩一、滝沢琢己
  • 学会等名: 第58回北関東医学会総会
  • 発表場所: 前橋
• [図書] 神経系細胞とクロマチン高次構造 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、魚崎祐一、滝沢琢己
  • 出版者: 細胞工学
• [図書] 細胞工学31(8) 神経系細胞とクロマチン高次構造 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤謙治、魚崎祐一、滝沢琢己
  • 総ページ数: 6
  • 出版者: 秀潤社
• [図書] ゲノムDNAの核内配置と遺伝子発現制御 (2010)
  • 著者名/発表者名: 滝沢琢己,高木美智,笹岡寛敏
  • 出版者: 生化学