研究課題/領域番号 |
23650202
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
高草木 薫 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10206732)
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連携研究者 |
太田 順 東京大学, 人工物工学研究センター, 教授 (50233127)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 小脳性歩行失調 / 姿勢筋緊張 / 網様体脊髄路 / 機能再建 / 除脳動物 / 機能的電気刺激 / 脳深部刺激 / ブレインマシンインターフェイス / 脳深部刺激法 |
研究概要 |
本研究は小脳損傷モデル動物の小脳性歩行失調の特徴を抽出し,歩行障害を神経工学的手法によって再建するための基礎研究である.小脳内側部除去ラットでは姿勢制御や円滑な歩行運動などの機械的歩行動作が極めて強く損傷された.一方,外側部除去ラットでは機械的歩行動作への影響は軽微であるにも関わらず,環境変化に対応する歩行動作の変更が稚拙であった.さらに,小脳全除去ラットでは歩行行動を発動することが極めて少なく,運動減少や無動を呈した.これらの成績は,小脳が歩行行動の発動に極めて重要な役割を持つこと,外側部は環境適応に,そして,内側部は姿勢や歩行サイクルなどの機械的歩行動作に各々関与することを示唆する.
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