研究課題/領域番号 |
23650262
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
松浦 宏治 岡山大学, 異分野融合先端研究コア, 助教 (70443223)
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研究協力者 |
沖津 摂 三宅医院, 生殖医療科
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒト血清アルブミン / 受精卵培養 / ビリルビン / 重金属 / 重金属イオン |
研究概要 |
血清、市販の標品を含む精製ヒト血清アルブミン(HSA)内に特異的または非特異的に結合している分子を評価するために、我々は小分子の検出を試みた。その結果、コレステロールとビリルビンに由来するシグナルが検出された。ビリルビンを除くためにはエタノールを用いた精製方法が必要であった。精製したHSAを培地に添加した際マウス受精卵培養時には、マウス受精卵は胚盤胞に発育した。また、蛍光標識したウシ血清アルブミンを添加した培養液で培養した際には、このアルブミンがマウス胚盤胞内で観察された。このことから、受精卵は発育時にHSAを取り込むと考えられ、HSAに結合分子があってもマウス受精卵は発育した。コレステロールやビリルビンといった結合分子を受精卵培養に影響を与える試薬であるエタノールや塩を添加せずに取り除くことは困難であるために、患者本人の血清からHSAを精製して受精卵培養に積極的に使用することは好適でないと判断した。
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