研究課題/領域番号 |
23650288
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村田 正治 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 准教授 (30304744)
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連携研究者 |
橋爪 誠 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90198664)
河野 喬仁 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ 研究拠点, 特任助教 (90526831)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ナノ材料 / 画像診断システム / DDS / タンパク工学 / 分子イメージング / タンパク質 |
研究概要 |
本研究ではウイルスをモデルとするのが新しいドラッグキャリアを開発している。我々が着目したのは、病原性の観点からウイルスそのものではなく、それと非常によく似た構造体を形成するsmall heat shock protein(Mj285)である。このタンパク質は分子量16.5KDaのタンパク質24個が自己組織化することにより、内孔を有する球状構造体を形成している。厳格な立体構造と、隣接するタンパク質との強固な疎水性相互作用のために、このナノ構造体は非常に安定である。また構造体の内孔は疎水性のアミノ酸残基が配向しており、抗癌剤を含む多くの疎水性薬物を内包することが可能である。 そこで本研究では、このナノ構造体をドラッグキャリアとして利用し、その内孔に抗癌剤を固定化した新しい薬物送達システムを開発する。今回は上記のナノカプセルの細胞への軽質転換の機序と酸性オルガネラでの薬物放出挙動について報告する。
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