研究概要 |
本研究では,超音波断層像の撮像速度を従来の数十Hzから数千Hzまで向上させた独自の超高速イメージング法を用いて,局所の脈波伝播速度および脳血管系の弾性特性を反映していると考えられる脈波の反射特性に関する解析を行った.局所脈波伝播速度を計測・推定する手法を開発し,推定された脈波伝播速度の極性から入射波と反射波を同定することに成功した.また,血行動態解析については,血球からの超音波エコーを可視化してその動きを高時間分解能で観察することを可能とした.さらに,可視化した血球エコーの空間周波数解析により流線を描出する手法を開発した.
|