研究課題
挑戦的萌芽研究
神経変性疾患での機能障害は、神経細胞内外における種々のタンパク質凝集体の異常形成に起因する。本研究は、神経細胞中のヘパラン硫酸プロテオグライカン(HSPG) がトランスグルタミナーゼ 2 (TG2) の機能を調節し、脳神経変性疾患発症に関与する可能性を、in vitro実験系で調べた。 C6グリア腫細胞のHSPGとTG2は、免疫染色、ショ糖密度勾配超遠心で同じ膜ドメインに存在し、OptiPrep密度勾配遠心、細胞分画法で輸送小胞分画に検出され、HSPGがTG2の細胞内外の輸送や酵素活性の調節に関与する事が示唆された。今後、両分子の相互作用の解明による神経変性疾患の治療法開発への展望が広がる。
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Structure
巻: 20 号: 9 ページ: 1585-1595
10.1016/j.str.2012.06.017