研究課題/領域番号 |
23650324
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤野 英己 神戸大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (20278998)
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研究分担者 |
石原 昭彦 京都大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (90184548)
村上 慎一郎 姫路獨協大学, 医療保健学部, 准教授 (30454763)
近藤 浩代 名古屋女子大学, 家政学部, 講師 (50333183)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 筋萎縮 / 運動 / 悪液質 / サイトカイン / カヘキシー / 炎症性サイトカイン / マイオカイン / リハビリテーション / 筋特異的リガーゼ |
研究概要 |
本研究では、分子生物的手法により悪液質に伴う骨格筋の筋萎縮を捉え、TNF-α等のレギュレータとなる主要因子であるサイトカインや筋特異的なプロテアソーム系の発現について検証した。また、運動による悪液質に伴う筋萎縮の予防についても検証を行い、悪液質に対する運動を提案することを目的としている。悪液質の骨格筋では、TNF-αの増加が観察され、Atrogin-1の発現も増加した。一方、運動はTNF-αを抑制し、Atrogin-1の発現も低下させた。また、筋線維代謝も低下したが、運動により代謝の低下を予防できた。一方、運動によるIL-6の発現は観察されなかった。本研究で使用した中等度の運動は、IL-6等のマイオカインの発現は観察されなかったが、悪液質による炎症性サイトカインの増加に伴う筋萎縮を予防することができた。これらの結果からガンに伴う悪液質は、進行性の異化亢進にともなう全身性機能低下であり、運動は全身調整や全身性機能低下を予防するために推奨できるツールと考えられる。
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