研究概要 |
本研究は,生体内における筋細胞内pH(pHi)制御機構を明らかにすることを目的として,invivo環境下における動物モデルを考案し,筋線維への異なるpH溶液のインジェクションによるpHi動態を観察した.Wistar系雄性ラットを対象として,麻酔下で外科的に露出した脊柱僧帽筋にpH感受性蛍光指示薬であるBCECF-AMを負荷した.低pH溶液を筋線維に直接注入し,その動態を評価した.その結果,invivo環境下で単一筋線維レベルのpHi動態を観察することに成功し,低pH溶液に対する動態を明らかにした
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