研究課題/領域番号 |
23650489
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
小浜 智子 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (00364703)
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研究分担者 |
河原田 律子 (河原田 律子(那須律子)) 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 助教 (60383147)
中村 彰男 群馬大学, 医学系研究科, 講師 (30282388)
小浜 一弘 群馬大学, 名誉教授 (30101116)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖尿病 / 妊娠 / 魚油 / インスリンシグナル |
研究概要 |
糖尿病母体から生まれた子供には肥大型心筋症などの合併症がおこることが報告されている。そこで、糖尿病母ラットに高脂肪食を与え、生まれた仔や孫に与える食餌の影響を検討した。妊娠糖尿病ラットとコントロールラットに普通食、高脂肪ラード食、高脂肪魚油食をそれぞれ与え実験を行い、生まれた新生仔の心臓について検討した。糖尿病妊娠ラットが高脂肪食を摂取すると、仔の出生時血糖値や中性脂肪値が高くなり悪影響を及ぼすことが示された。また、分子レベルでシグナル伝達系を解析したところ、その悪影響は新生児の心臓においてもみられ、インスリン抵抗性が亢進していることが分かった。しかし、魚油の投与によりインスリンシグナルは改善された。これらの結果から母親が糖尿病であると生まれた仔は親の糖尿病の影響を受け、さらに胎生期の栄養状態がそれらを悪化させると考えられた。
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