研究概要 |
ノートテイキングは講義の理解のために有効な方法とされており,また,その段階は,(1)重要な情報を取り出す「選択」の段階と,(2)選択した情報を関気づける「内的関係づけ」の段階に分けられるとされている.さらに,この二つの段階のうち,適切な選択が行われていても,「内的関係づけ」が不十分であれば,効果がないとされており,また,「選択」で失敗した場合,それを取り返すことは困難であることが指摘されている.これらのことから,内的関係づけされた結果をゴール状態と考え,その状態を分解して部品化し,学習者に与えて,再度組み立てさせる「ノードビルディング」を本研究では提案し,そのプロトタイプシステムの実装と,実験的な評価を行っている.結果として,ノートビルディングの有効性が示唆される結果を得ている.
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